出身は?
うどんが有名な香川県の綾南町です。
どんな子供でしたか?
小学校の時は学級委員などもやっていましたが、どちらかといえばおとなしい性格だったと思います。体を動かすのは得意で特にスポーツでは負けず嫌いな一面がありましたね。勉強は普段全然しないんですけどテスト前とかになると追い込むタイプで高校は進学校で国公立大学を目指す特進クラスに入りました。(高校生活で勉強をした記憶はありません笑。)
受験前ギリギリで勉強をスタートしなんとか近畿大学に入学しました。在学中は居酒屋などでバイトをしていましたが過去の部活(ハンドボール)の影響か椎間板ヘルニアになってしまい立ち仕事が出来なくなりました。卒業を迎えて手術をしても腰の調子が良くならなかったので就職することなく腰を完治させるためにリハビリを続けている状況でした。バイトをしながら当時興味のあったインテリアデザインや図面を描くような夜間スクールに通ったりもしていました。
独立されるまでの経緯を教えてください。
腰の調子が良くなったてきた25歳の時に本格的に仕事を探しだすようになります。インテリアデザインに関わる仕事をしたいなっていう気持ちもあって就職活動をしながら焼鳥屋でアルバイトをしたのが飲食業とちゃんと向き合ったタイミングでした。
学生時代のチェーン店でのアルバイトと違って、初めてオーナーと一緒に働く環境もあってか飲食店を自分でやってみたいという気持ちに変わっていきました。
独立はうまくいきましたか?
30歳で独立しましたが、自己資金だけでなんとか開業できる居抜き物件を探しました。営業していて楽しかったんですけれども飲食ビシネスを全く理解してないまま開業しているのもあって維持するのが精一杯でしたね。
一号店は今思えばビジネスモデルを構築する時間だったのかもしれません。二号店以降から料理はもちろんですが、オペレーションから席数や客単価、立地、そして飲食店はお客様がそこで過ごす空間にも価値を提供していると捉え、店全体をデザインする、経営するということに対して意識が高まっていきました。
お店を経営する大変さを教えてください。
たくさんあると思うんですけれどもやっぱり「決断する」っていうことかなと思います。人のせいにできないし正しいかどうかわからないけど、結局自分が決めたことを正解に持っていくしかないので、悩みすぎず決断し、ダメなら改善、それを繰り返す。いろんなモノを背負ってそれをやっていくメンタルも大事になってくるのかなあと思います。
経営するようになって気づいたこと教えてください。
人を雇うまでは、お店を経営しているっていう感覚は無かったです。毎日自分がお店に立って、どうやったらお客さんに喜んでもらえるか、どうやったらまた来てくれるかなというのを考えてやっていただけだったのですが人を雇うようになると、やっぱりその人の人生の一部はお店で過ごすことになるので、より責任というものを感じるようになりました。
お店を経営されることによって一番嬉しかったことを教えてください。
一号店はとにかくお客さんが入らなかったので初めてお客さんでいっぱい満席になった時はすごく嬉しくてその光景を眺めていました笑
今は従業員も増えてきたので、お店も含め従業員が褒めていただけると嬉しいですね。
将来の目標などはありますか?
現時点で大きな目標があるわけではないですが、今ある4店舗も様々な経験や人との出会いがきっかけで出店に至っています。今後も「目の前のことを一生懸命する」当たり前の事かもしれませんがこういった経験という点と点が繋がっていった過去があるので、今後も同じようにそれを大切にし時代にあったものを創造していければ良いなあと思っています。